なぜ?あの人が入ったあとのお風呂はくさいのか。

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人が入った後の風呂が臭い

”あの人”が入ったお風呂のあとは「なんかクサい」なんてこと、ありませんか?

体臭?、ワックス?・・・、とにかく変なニオイ。

そんなニオイが残ったお風呂に入るのはイヤですよね。

ここでは、あなたが普段から悩んでいることを解決する方法をご紹介します。

自分は良くても、他人は敏感に感じている

気まずいですよね。人にクサいって伝える事。

逆に自分がクサいって言われたら絶対にショックです。

そのため自分は我慢してでも、あえて指摘せずにそのままお風呂に入っているなら、あなたはとても優しい人ですね。

でも本音を言えば、そのニオイが自分の体に移るんじゃないかって、とても心配に思っていませんか?

そのうち自分でも気にならなくなって、家族全員がそのニオイに慣れてしまいます。

それでも、ニオイに関して言えば他人は敏感に感じています。そうなるのが一番怖いですよね。

やっぱりお風呂には気持ちよく入りたい

そこで、なぜお風呂がクサくなるのか、その原因を考えてみましょう。

しっかり洗っていない

お風呂に入るとき、体を洗わず直接湯船に浸かっている。

  • 清潔度の問題: シャワーで体を洗わずに湯船に入ると、肌に付着している汗、油、汚れ、菌などが湯に混ざります。これは、湯の清潔さを低下させ、におう原因になるのです。家族全員が湯を共有するため、衛生上の問題もあります。
  • 湯の汚染: 汚れや菌が混ざった湯は長時間の使用や繰り返しの使用によって菌が増殖します。これもにおう原因です。
  • 湯船の掃除が必要: お風呂が汚れた状態で湯船に浸かると、湯船や浴室全体の掃除が必要になる頻度が高まります。普段のお掃除がおろそかだと、湯船の壁や底に汚れが付着しやすくなるのです。

これらの理由から、通常はシャワーで体を洗ってから湯船に浸かるのが一般的ですが、人によってはとりあえずかけ湯してから風呂に入り、皮膚の汚れがふやけてから洗うという人もいます。

そんな入り方をする人は、そのお湯を入れ替えるなら問題ありませんが、一度入れたお湯を家族みんなで共有する場合、その汚れたお湯にみんなが入る事になるのです。

逆に、洗いすぎている

体をしっかり洗ってからお風呂に入る事が大切だとお話ししましたが、だからと言って必要以上に体をあらってしまうのも問題があります。

これは自分の体がクサいと悩んでいる人に多い傾向にありますが、自分の体がクサいからこそ臭わないようにしっかり洗おうと思ってしまうのです。

体をしっかり洗うこと自体は良いことですが、体を必要以上に洗ってしまうと皮膚が次のような状態になります。

  • 肌の乾燥:過剰な洗浄や強い石鹸の使用は、肌の天然の油分(皮脂)を取り除いてしまうため、肌が乾燥しやすくなります。乾燥した肌は、かゆみやひび割れ、赤みなどの症状を引き起こします。
  • 皮脂バランスの崩れ:皮脂は肌の保護に重要です。洗いすぎると、肌が余分な油分を作り出そうとするため、逆に皮膚が脂っぽくなることがあるのです。
  • 皮膚バリアの損傷:皮膚バリアは、肌を外部の刺激から守る役割を果たしています。洗いすぎると、このバリアが損傷し、肌が敏感になり、刺激を受けやすくなります。
  • 炎症や感染リスクの増加:肌のバリアが弱まると、細菌や微生物が体内に侵入しやすくなり、感染症や炎症を引き起こすリスクが高まります。

このような理由によって皮膚が弱くなるとばい菌も繁殖しやすくなり、より体臭がきつくなるのです。それが原因で結果的に風呂がクサくなるのです。

おしっこやオナラのにおい

人前で堂々とすることはないと思いますが、結構お風呂場でおしっこをする人は多いのではないでしょうか?それと普段人前では我慢しているオナラもお風呂なら気兼ねなくできます。

お風呂場でオシッコをした場合、オシッコには独特の臭いがあり、その臭いが残ることがあります。換気が不十分な場合、臭いが残っている可能性があるのです。

またオシッコには尿素や尿酸などの化合物が含まれており、これらはお風呂場の清潔度に影響を与えます。もしオシッコをシャワーできれいに洗い流されていなければ、それがニオイの原因かもしれません。

オナラに関して言えば、基本的にオナラは自然な生理現象です。お風呂場でオナラをすること自体は問題ありませんが、その結果として次のような不都合が起こります。

お風呂場は狭くて密閉された空間なので、オナラの臭いがお風呂場に滞留します。換気が十分でない場合、臭いがいつまでも残るのです。その人しかお風呂に入っていなければオナラをしても誰にも迷惑は掛かりません。時間がたてば本人もオナラのにおいを感じなくなるでしょう。

でも換気が不十分な場合、次にお風呂に入るあなたはオナラの臭いを嗅いで不快な思いをすることになるのです。

もともと体臭がキツイ

体臭がもともとキツイひともいます。そんな人がお風呂に入るとやはりそのあとのお風呂がクサくなるのです。

「体臭が原因であれば、もう諦めるしかないのか」といえば、決してそうではありません。

体臭が強い人とそうでない人の違いは、いくつかの要因によって生じます。以下に、その主な違いを示しますが、体臭を改善できる要因もありますので参考にしてみてください。

遺伝的要因

体臭の強さは、部分的に遺伝によって影響を受けます。例えば、アポクリン腺の数や分布は遺伝で決まっており、これが体臭の強さに影響しています。また、特定の遺伝子の変異は、汗の匂いを強くする原因となります。

汗の成分

人間の体にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があります。エクリン腺は、ほとんど水と塩分からなる汗を分泌し、体温調節に役立ちます。

一方、アポクリン腺は脂質やタンパク質を多く含む汗を分泌し、これが細菌によって分解されると体臭の原因になるのです。アポクリン腺が活発だと、体臭が強くなります。

食生活とライフスタイル

食べ物や飲み物は体臭に影響があります。例えば、ニンニクやタマネギ、アルコール、スパイシーな食べ物は、体臭を強くする傾向にあります。また、喫煙やストレス、睡眠不足も体臭に影響を与えます。

衛生習慣

清潔さを保つことは、体臭を抑えるためには重要なことです。定期的なシャワーや入浴、衣類の洗濯などが不十分だと、不潔で体臭が強くなる可能性があります。また、デオドラントやアンチパースピラントの使用も体臭を抑えるための手段です。

ホルモンの影響

ホルモンバランスの変化は、汗腺の活性化や皮脂の分泌に影響を与えるため、思春期、妊娠、閉経などのホルモン変化は体臭に影響します。

これらの要因が組み合わさることで、個人の体臭の強さや特徴が決まります。体臭が気になる場合は、衛生習慣を改善することや、食生活を見直すことで軽減できるかもしれません。

風呂場のニオイが無くなれば

一番風呂

一番風呂という言葉が有ります。一番風呂(いちばんぶろ)とは、家族やシェアハウスで浴場を使う環境で、最初に湯船に入ることを指します。日本の家庭では、湯船にお湯をためて、家族や他の住人が順番に入ることが一般的です。一番風呂には以下のような特徴やメリット、そして昔ながらの慣習が関連しています。

一番風呂の特徴とメリット

  • 清潔さ: 一番風呂は、誰も入っていないため、お湯が最も清潔です。まだ他の人の体から出た汗や油分が湯に混ざっていないため、ニオイも無く気持ちよく入浴できるのです。
  • 温度が最適: お風呂を沸かして最初に入るため、お湯の温度が最も適切な状態です。あとから入ると、お湯の温度が下がったり、他の人が水を足して温度が変わることがあります。

昔ながらの慣習

  • 一番風呂の順番: 昔ながらの家族の構成では、家族の長や年長者が一番風呂に入ることが多かったです。これは、尊敬の念や家族内での役割に基づくものでした。
  • 一番風呂の考え方: 日本の文化では、お風呂はリラックスやリフレッシュの場所と考えられており、一番風呂は最も快適な入浴の機会とされていました。そのため、家族や共同でお風呂を使う環境では、一番風呂に入ることは特権と見なされるのです。

現代の一番風呂

現代では、家族構成やライフスタイルの変化に伴い、お風呂の使い方も多様化しています。シャワーだけで済ませる人が増えたり、家族が個々に入浴することが一般的になったため、一番風呂の慣習は以前ほど重要ではないかもしれません。しかし、家庭でお湯をためるお風呂を使う場合、一番風呂の清潔さや温度の適切さは、依然として魅力的なものなのです。

人が入ったあとの風呂がクサい

一番風呂は家族の中でたった一人だけの特権なので、あなたがその特権を毎日ゲットすることは難しいのではないでしょうか?

仕方なく毎日臭う風呂に入るあなたの我慢強さには頭が下がります。家族から感謝されてもおかしくは無いでしょう。

だとしても、この不快な状況をそのまま受け入れるわけにもいきませんよね。なので少しでも改善できる方法を試してみましょう。

もし効果があれば、たとえ一番風呂でなくても気持ちいいお風呂に入れるのですから、こんなありがたい事はないですよね。

ニオイ対策には、こんな方法がおすすめ

これまで人が入ったあとの風呂がクサくなる原因についてご説明してきました。これらの原因を踏まえた対策を行えば臭いが改善されるかもしれません。

それでは具体的にどんな対策があるのでしょう。以下に有効な方法をご紹介します。

お風呂をこまめに掃除する

お風呂を掃除して、カビや汚れを取り除けばいつもお風呂を清潔に保てるので、お風呂の高温多湿な状態でも汚れがすぐに悪臭化することを防げます。そこで効果的なお風呂の掃除方法を以下にまとめます。

あれば便利な道具と用品

  • スポンジやブラシ
  • バケツ
  • カビ取り剤や漂白剤
  • 中性洗剤
  • 磨き用のメラミンスポンジ
  • マイクロファイバータオル
  • ゴム手袋

掃除の手順

1. 換気

掃除を始める前に、十分な換気を行いましょう。窓を開けたり、換気扇をつけることで、掃除中の蒸気や薬剤の臭いを外に逃がします。

2. 湯船と排水口の掃除

湯船やシャワーエリアの表面には、石鹸カスや皮脂、カルキなどの汚れが付着します。以下の手順で掃除します。

  1. 湯船やシャワーエリアに中性洗剤をスプレーし、数分間放置します。
  2. スポンジやブラシで汚れをこすり落とします。メラミンスポンジは、しつこい汚れを落とすのに効果的です。
  3. 水で洗い流し、余分な洗剤を除去します。
  4. 排水口をチェックし、詰まりを防ぐためにゴミや髪の毛を取り除きます。
3. カビ取り

お風呂場は、湿気が多いためカビが発生しやすいのです。カビ取り剤や漂白剤を使って、カビを効果的に除去します。

  1. ゴム手袋を使って、皮膚への刺激を防ぎましょう。
  2. カビのある場所にカビ取り剤をスプレーし、数分間放置します。
  3. ブラシでカビをこすり落とし、十分な水で洗い流します。
4. タイルや壁、天井の掃除

タイルや壁、天井にも汚れやカビが付着します。以下の方法で掃除します。

  1. 中性洗剤をスプレーし、スポンジやブラシでこすります。
  2. カビがある場合は、カビ取り剤を使用して除去します。
  3. 水で洗い流し、きれいなマイクロファイバータオルで拭き取ります。
5. 定期的な掃除

お風呂を清潔に保つためには定期的な掃除が重要です。週に1回以上の掃除と、シャワーや入浴後に壁や床の表面の水を拭き取ることで、カビや汚れの発生を抑えることができます。

これらの手順を実践すれば、ニオイが残りにくいお風呂になります。お風呂を清潔に維持して、悪臭化しにくいお風呂場にしましょう。

お風呂に入る前に風呂場を換気する

お風呂に入る前に換気します。窓をあけたり、換気扇を一定時間回すことで、クサい臭いを換気します。もし換気扇や窓がないお風呂場でも、以下のような方法で換気を行えば効果的な悪臭対策になります。

ドアを開ける

お風呂を使用した後、ドアを開けておくことで、湿気が外に逃げるようにします。これにより、浴室内の臭いも外に逃がします。

換気用ファンの設置

換気扇や窓が無い場合、独立した換気用ファンを設置する方法もあります。バスルーム専用の小型換気ファンを天井や壁に取り付けることで、悪臭を排出するのです。

サーキュレーターや扇風機の使用

サーキュレーターや扇風機をお風呂場の近くに設置し、空気の流れを作ることで、悪臭を外に逃がすのです。これにより、風呂場に残るニオイが無くなります。

一度、徹底的に風呂を掃除する

普段のお掃除ではなかなか綺麗に出来ないところでも、プロのお風呂掃除業者に掃除を依頼すれば、専門的な知識と技術で徹底的かつ効率的にお風呂場を掃除してくれます。

これによって、よりお風呂を清潔に保つことができ、隠れたニオイの発生源まできれいに除去できますので、効果が期待できます。プロのお風呂掃除業者の一般的な掃除方法の例をご紹介します。

プロの掃除手順

1. 事前準備

プロは、掃除を始める前に以下のような準備を行います。

  1. お風呂場の状況を確認し、掃除の範囲と必要な道具を選びます。
  2. お風呂場の中にあるシャンプーやボディソープなど、普段使っている物は全て外に移動させてから掃除しますので、隅々まできれいにしてくれます。
2. 湯船と排水口の掃除

湯船や排水口の汚れは、次のように掃除されます。

  1. 業務で使っても十分な性能がある強力な洗剤を使用します。
  2. ブラシやスポンジで湯船の表面をこすり、汚れを落とす。場合によっては電動ポリッシャーを使って手では落としきれない汚れまで落とします。
  3. 排水口の詰まりをチェックし、ゴミや髪の毛を取り除く。もし水の流れが悪い場合は配管まで掃除することもあります。
3. カビ取り

カビの発生を防ぐために、専用のカビ取り剤を使用します。

  • カビのある場所にカビ取り剤をスプレーし、効果的な時間だけ放置する。
  • ブラシやスポンジでカビをこすり落とし、高圧洗浄機で洗い流す。
4. タイルや壁、天井の掃除

タイルや壁、天井の掃除では、次のような手順がとられます。とくに天井は掃除しづらいのでその部分まできれいになるのはありがたい事です。

  1. 洗剤をタイルや壁にスプレーし、ブラシやスポンジでこすり洗いする。
  2. カビがある場合は、カビ取り剤を使用して除去する。
  3. 高圧洗浄機で洗い流し、残留物を除去する。
5. シャワーヘッドや蛇口の掃除

シャワーヘッドや蛇口には、カルキや水垢がたまりやすく、またガンコにこびりついた汚れが多いのでなかなか一般の掃除では落としにくいのですが、プロはこれらを徹底的に掃除します。

  • 酸性の洗剤を使ってカルキを溶かし、ブラシでこすり洗いする。
  • シャワーヘッドは必要があれば分解して内部の汚れを除去する。
6. 最終仕上げと確認

プロは、掃除が終わった後、お風呂場全体を確認し、汚れやカビが残っていないことを確かめます。

  1. マイクロファイバータオルを使って、余分な水分を拭き取り、乾燥させます。
  2. 最期に、お風呂場のアクセサリーや個人のアイテムを元の位置に戻して終了です。

プロの掃除業者は、効率的で効果的な掃除を行うため、強力な道具や洗剤を使用します。また、カビや汚れの種類に応じて、最適な方法を選択します。

個人で掃除する場合も、プロの手順を参考にしながら、定期的な掃除と適切な洗剤の使用で、衛生的なお風呂場を維持することができます。

なるべくお風呂のお湯を汚さない

お風呂に入ったあとクサくなる人に対して、なるべくお風呂のお湯を汚さないようにお願いするという方法です。

ただしこの方法を一番最後に紹介したのには訳があります。

お風呂の入り方は個人の自由であり、クサい原因がその入り方かどうかも特定しづらいからです。証拠もないのにクサい犯人扱いされては人間関係にも悪影響が出るかもしれません。

まずはあなたが出来ることを全部試してみて、それでも改善しなければ、最後にその相手に相談してみるのです。

人の体から出た汗や油分が湯に多少混ざるのはしょうがないとしても、その量をなるべく少なくするように努力することは出来るはずです。

今まで紹介してきた方法、掃除や換気を全部試してみて、それでも効果が無かったら、そのときその相手になるべく湯船の湯を汚さないように入浴できないか相談してみましょう。

まとめ

人が入った後の風呂が臭い理由と対策について解説しました。

もしあなたが何らかの理由でクサいお風呂に我慢して入っているならば、その努力に敬意を表します。ですがお風呂はリラックスして入ると、もっと気持ちよくなれるのです。

ニオイ問題は個人的な要因が原因であることもありますが、改善できる方法もありますので、是非我慢せず気持ちの良いお風呂に入りましょう。